和針(読み)ワバリ

デジタル大辞泉 「和針」の意味・読み・例文・類語

わ‐ばり【和針】

日本で古くから使われてきた和裁用の針の総称。めど(糸通しのあな)が丸く、針先がしだいに細くなって運針がしやすい。太さ・長さなどはJIS規格で規定されている。

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精選版 日本国語大辞典 「和針」の意味・読み・例文・類語

わ‐ばり【和針】

〘名〙 日本古来の和裁用の針。糸通しの穴(めど)が丸く、針先が細い。JIS規格で大きさを規定。

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世界大百科事典(旧版)内の和針の言及

【針】より

…また広島の針は,18世紀前半ころから南京針の製法をとり入れて普及したものといわれ,近代に入って,広島市を中心にミシン針も加えて工業的に大量生産され,その大部分は海外に輸出される。
[針の種類]
 縫針には大別して和針,メリケン針,ミシン針,特殊針がある。和針は日本古来の裁縫用の針で,唐針ともいう。…

※「和針」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」