和知町(読み)わちちよう

日本歴史地名大系 「和知町」の解説

和知町
わちちよう

面積:一一九・七九平方キロ

船井郡の北端に位置し、東は北桑田郡美山みやま町、南は丹波たんば町、南西から西にかけては瑞穂みずほ町・天田郡三和みわ町、北は綾部市に接する。中世和智庄を町域としている。中央部東寄りを上和知川が南流し、南からは高屋たかや川が北流して、ともに南部を西に向かって蛇行する由良川に合流する。国鉄山陰本線が高屋川・由良川の段丘上を走り、丹波町・綾部市に至る。また鉄道に沿って国道二七号が通じ、京阪地域と丹後間の重要な連絡路となっている。河川沿岸だけが低平で耕地があるが、他はほとんど山地で、東・北の境界は標高七〇〇メートル以上の山々が連なっており、東境には郡内一の高山長老ちようろうヶ岳(九一六・九メートル)がそびえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報