呪願・咒願(読み)じゅがん

精選版 日本国語大辞典 「呪願・咒願」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐がん ‥グヮン【呪願・咒願】

〘名〙 (「しゅがん」とも) 仏語
法会または食時(じきじ)に、法語を唱え、施主の幸福などを祈願すること。また、その祈願文。
万葉(8C後)三・三二七・題詞「戯請通観僧之咒願時」
九暦‐逸文・天暦八年(954)一〇月一八日「以智淵律師為呪願
※栄花(1028‐92頃)玉の飾「山の座主権僧正導師・呪願仕うまつり給て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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