否・嫌(読み)や

精選版 日本国語大辞典 「否・嫌」の意味・読み・例文・類語

や【否・嫌】

〘形動〙 (「いや(否)」の変化した語) 不快に思うさま。好ましくないさま。きらいなさま。
洒落本辰巳之園(1770)「おいらを狐がはらませて、御亭(ごて)になろとは、わしゃやです」

いや‐・む【否・嫌】

〘他マ四〙 きらう。気を悪くする。
※宇治拾遺(1221頃)三「国司むつかりて、『国司も国司にこそよれ、我らにあひて、かうはいふぞ』とて、いやみ思ひて」

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