向野新村(読み)むかいのしんむら

日本歴史地名大系 「向野新村」の解説

向野新村
むかいのしんむら

[現在地名]福岡町赤丸あかまる

赤丸村の東、小矢部おやべ川左岸の低平地に立地。赤丸村領のうち小矢部河原の荒廃地を元禄八年(一六九五)に開発したのに起源するという(文政四年「宮島組七一ヵ村草高免付品々帳」杉野家文書)。御領国中村名帳(加越能文庫)では宝永三年(一七〇六)に開発し、安政五年(一八五八)に村立てされたとする。五位組に属した。一説に大野兵衛が開拓し、次兵衛島じへえじまと俗称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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