向礫(読み)むかいつぶて

精選版 日本国語大辞典 「向礫」の意味・読み・例文・類語

むかい‐つぶて むかひ‥【向礫】

〘名〙 大勢二手に分かれ、川をはさんだりして石を投げ合い勝負を争う遊び。印地印地打。むかえつぶて。
※新撰六帖(1244頃)二「うなゐ子がうちたれ髪をふり分けてむかひつふての袖かざす也〈藤原信実〉」

むかえ‐つぶて むかへ‥【向礫】

平家(13C前)八「公卿殿上人のめされける勢と申は、むかへつぶて、いんぢ、いふかひなき辻冠者原、乞食法師どもなりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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