名紙(読み)めいし

普及版 字通 「名紙」の読み・字形・画数・意味

【名紙】めいし

なふだ。名刺。〔開元天宝遺事、天宝上、風流沢〕長安康坊り。妓女の居るの地なり。~年の新士、紅牋の名紙を以て、其の中に(いうえつ)す。時人此の坊を謂ひて、風澤(そうたく)(淵)と爲す。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の名紙の言及

【名刺】より

…【山田 和子】
[中国]
 現代中国語ではふつう〈名片〉という。古くは〈名紙〉〈名帖〉〈名単〉〈片子〉,あるいは単に〈刺〉〈謁(えつ)〉ともいった。〈名刺〉もその古称の一つであって,すでに唐の元稹の詩にみえている。…

※「名紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」