同穴の狐(読み)おなじあなのきつね

精選版 日本国語大辞典 「同穴の狐」の意味・読み・例文・類語

おなじ【同】 穴(あな)の=狐(きつね)[=狸(たぬき)・=狢(むじな)

(同じ穴に住んでいる狐、狸、狢の意で) 一見別のもののようでも実は同類であることのたとえ。多く悪人にいうことわざ。同類の悪党一つ穴の狐。
※応永本論語抄(1420)「桀溺(けつでき)も同じ穴の狐なれば不教してそちはたそと云」
※いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉二「奴らと同じ穴のムジナである政治家なども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android