可変語長方式(読み)かへんごちょうほうしき(英語表記)variable word length method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可変語長方式」の意味・わかりやすい解説

可変語長方式
かへんごちょうほうしき
variable word length method

コンピュータ記憶単位である語 (桁) の長さを変化させうる方式。ほとんどの場合,語の長さは 16ビット,32ビットなどのように固定長であるが,任意の桁数の数値とか,任意の長さの文字列を扱いたい場合などでは,可変語長方式がとられる。この場合は,多くはバイト単位になっていて,任意の長さのバイト数を一つの数値として扱うことになり,語の先頭終末に特殊ビットが入れてあって,語の境界を知るようになっている。この種の方式をとるコンピュータでは,必然的に直列型の読み書き演算を行うことになり,処理速度の向上が望めないため,あまり一般的ではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android