召置(読み)めしおく

精選版 日本国語大辞典 「召置」の意味・読み・例文・類語

めし‐お・く【召置】

〘他カ四〙
① 呼んでおそばにおく。呼んでおそば近くにいさせる。
太平記(14C後)二「今君の寵臣一両人召置れ」
② 上位者がものを持って来させてそばに置く。
平家(13C前)一〇「腰の刀をめしおかれて」
日葡辞書(1603‐04)「キャウヲ タナノ ウエニ mexivoite(メシヲイテ)
官命によって、捕えて留めておく。召し取って拘置する。
神皇正統記(1339‐43)下「権大納言公宗卿召をかれしも、このまぎれに誅せらる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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