古魚店町(読み)ふるうおのたなまち

日本歴史地名大系 「古魚店町」の解説

古魚店町
ふるうおのたなまち

[現在地名]萩市大字古魚店町

呉服町壱丁目の北側にある町人町。北は春若はるわか町、東は油屋あぶらや町に続く。

魚店は魚棚とも記し、町名由来を「萩諸町之旧記草案」は「御打入之節、此所にて魚商売せしに秀就公御時代の頃、今魚店出来て魚商売之もの彼地へ移居する故、古魚店と言伝ふ」と記す。宝暦元年(一七五一)の萩大絵図別冊文書によれば、町の長さ二五二間、家数九四、うち本軒一二、店借八〇、貸屋二で、ほかに蔵一一ヵ所があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android