古来村(読み)ふるくむら

日本歴史地名大系 「古来村」の解説

古来村
ふるくむら

[現在地名]桜村古来

北はおお村で、周囲は桜川沿いの水田地帯。中世信太しだ庄に属し、至徳二年(一三八五)一〇月二五日の足利氏満寺領寄進状(明月院文書)に、

<資料は省略されています>

とあり、矢作やはぎ中村なかむら両郷(現土浦市)とともに、足利氏満によって明月院に寄進されている。江戸初期に麻生藩領となり、「寛文朱印留」に村名が載る。元禄一二年(一六九九)土浦藩領となり(土浦市史)、元禄郷帳の村高は四七七石余で、「県方集覧」(酒井泉氏蔵)に「家数五拾壱軒、人数弐百六拾弐人、外出家社人拾七人」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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