古座川県立自然公園(読み)こざがわけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古座川県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

古座川県立自然公園
こざがわけんりつしぜんこうえん

和歌山県南部,古座川,平井川,添野川,佐本川などの河川流域と,周辺の森林からなる自然公園。古座川町すさみ町白浜町の 3町にまたがる。面積 62.41km2。2010年指定。古座川中流部の峡谷古座峡と呼ばれ,両岸に奇岩怪石が連なる景勝地。高さ 100m,幅 500mの古座川の一枚岩(国指定天然記念物)をはじめ,飯盛岩,神水瀑など変化に富んだ河川景観を有する。支流の小川には甌穴の滝の拝(はい)があり,夏になると滝壺アユが集まるため釣り人でにぎわう。平井川上流と将軍山南部の森林地帯にはケヤキモミツガトガサワラなどの自然林が分布し,将軍山にはオオダイガハラサンショウウオなど希少な野生生物が生息する。

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