叡襟(読み)えいきん

精選版 日本国語大辞典 「叡襟」の意味・読み・例文・類語

えい‐きん【叡襟】

〘名〙
天子御衣えり
御伽草子付喪神(室町時代小説集所収)(室町中)「二明王の眷族悪魔降伏のために現じ給ふらむと、渇仰の御涙叡襟をぞうるほしける」
② (「襟」は心の意) 天子のお気持やお考え。宸襟(しんきん)
※釈氏往来(12C後)三月日「叡襟無他。稽首匪緩」

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