取決(読み)とりきまり

精選版 日本国語大辞典 「取決」の意味・読み・例文・類語

とり‐きまり【取決】

〘名〙 物事がある状態に定まること。「ない(なし)」を伴って、どちらともはっきりしないの意に用いる。
滑稽本八笑人(1820‐49)三上「初へんよりして、いてつきのゐさふらふやら御主人やら、とりきまりなきがん七が、えてにほかけてはしりいで」

とり‐きま・る【取決】

〘自ラ四〙 (「とり」は接頭語) 物事がある状態に定まる。決定する。
人情本春色梅児誉美(1832‐33)後「女郎終身はとりきまらずして」

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