参出(読み)マイズ

デジタル大辞泉 「参出」の意味・読み・例文・類語

まい・ず〔まゐづ〕【参出】

[動ダ下二]《上一段活用動詞「まいる」に動詞「出ず」の付いた「まいいず」の音変化》参上する。
「桜花咲きなむ時に山たづの迎へ―・でむ君が来まさば」〈・九七一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「参出」の意味・読み・例文・類語

まい‐・ず まゐづ【参出】

〘自ダ下二〙 (上一段活用動詞「まいる(参)」に「いず(出)」の付いた「まいいず」の変化した語) 貴人の前につつしみをもって出る。参上する。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「故、還復(かへ)りて天(あめ)に上詣(のほりマヰテ)(〈別訓〉のほりまうてて)具に其の状(ありさま)を奏(まう)したまふ」

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