厠上(読み)しじょう

精選版 日本国語大辞典 「厠上」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう ‥ジャウ【厠上】

〘名〙 厠(かわや)の上。便所の中。考えをまとめたり、文章を練ったりするのに適しているという三上(さんじょう)一つ
正法眼蔵(1231‐53)洗浄「もしさきより厠上にのぼれらんに、ほかに人ありて弾指せば、しばらくいづべし」
※大導寺信輔の半生(1925)〈芥川龍之介〉五「几上、車上、厠上(シジャウ)、━時には路上にも熱心に本を読んだことを覚えてゐる」 〔帰田録‐下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android