原 龍太(読み)ハラ リュウタ

20世紀日本人名事典 「原 龍太」の解説

原 龍太
ハラ リュウタ

明治期の土木工学者 東京帝大教授。



生年
安政1年(1855年)

没年
大正1(1912)年12月30日

出生地
陸奥国信夫郡瀬上町(福島県)

学歴〔年〕
東京大学理学部土木工学科〔明治14年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔明治32年〕

経歴
陸奥福島藩医・原有隣の長男として生まれる。明治14年東京府に入って橋の改築に当たり、15年東京馬車鉄道の敷設工事を完成し、のち吾妻橋・お茶の水橋・江戸橋などを鉄橋にした。24年東京市水道工事を担当し、32年東京帝大教授に就任。40年横浜市水道局技師長となり、水道の拡充に努める。43年辞して東京瓦斯会社嘱託となった。著書に「土木学」「測量教科書」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報