デジタル大辞泉
「厚額」の意味・読み・例文・類語
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あつ‐びたい ‥びたひ【厚額】
〘名〙 前額部を高く作った冠。古くは、一六歳以上で
位階の高い者だけが用いたが、後にはその年に達すれば
官位の高下によらず着けることとなった。
磯高(いそだか)。⇔
薄額(うすびたい)。
※宇槐記抄‐久寿二年(1155)正月七日「
右大将、不
レ触
レ余用
二厚額冠
一〈今日於
二内意見所
一見付也〉帰
レ家尋問之処、陳曰、
殿下〈謂
レ余〉十八正月用
二厚額
一之由、見
二御記
一、臣已至
二十八
一、故所
レ用也」
※今鏡(1170)六「弟におはせし
公行(きむゆき)の、弁にはじめてなりて、あつびたひの冠
(かうぶり)になし給ひければ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報