印する(読み)インスル

デジタル大辞泉 「印する」の意味・読み・例文・類語

いん・する【印する】

[動サ変][文]いん・す[サ変]
いんや型を押す。「契約書に―・する」
しるしを残す。跡をつける。また、しるしが残る。「未踏の地に第一歩を―・する」
わだちの跡は深く軟かい路に―・して」〈花袋春潮
影や光を他の物の上に届かせる。また、影や光が物の上に現れる。
赤土の上に網のような模様を―・している」〈鴎外灰燼
「月の光はくっきりと地に―・して」〈独歩少年悲哀
強い印象を与える。
「此時ほど我心に…、意味ありげなる趣を―・したことはない」〈独歩悪魔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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