単孤・単己(読み)たんこ

精選版 日本国語大辞典 「単孤・単己」の意味・読み・例文・類語

たん‐こ【単孤・単己】

〘名〙 (形動)
① ただひとりであること。よるべのないこと。また、そのさま。孤独。単己無頼。
今昔(1120頃か)三「家貧くして独身単居なる者有ぞ」
雑談集(1305)六「単己(タンゴ)無眷属の菩薩をはしけり」 〔宋書‐礼志・二〕
② (単己) 身になにも持っていないこと。身一つであること。また、そのさま。無一文。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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