南部総桐箪笥(読み)なんぶそうきりたんす

事典 日本の地域ブランド・名産品 「南部総桐箪笥」の解説

南部総桐箪笥[木工]
なんぶそうきりたんす

東北地方青森県の地域ブランド。
三戸郡三戸町で製作されている。総桐箪笥は、南部伝統の技の一つ。嫁入り道具に欠かせない桐箪笥は、昔から青森県内でもつくられてきた。県南地方の南部桐は、柾目が美しく、割れ目ができないという品質のよさに定評がある。野生の空木を削った木釘のみを遣い、総無垢板などを組み立て完成する。135工程すべてが手づくりされている総桐箪笥は、指物職人の伝統の技法・技術によって生み出される伝統工芸品である。青森県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「南部総桐箪笥」の解説

南部総桐箪笥

青森県の八戸市、三戸郡三戸町で生産される工芸品。南部桐を材料とする高級桐箪笥。県の伝統工芸品に指定されている。

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