南蛮焼(読み)ナンバンヤキ

デジタル大辞泉 「南蛮焼」の意味・読み・例文・類語

なんばん‐やき【南蛮焼(き)】

古く中国南部を中心シャム安南などから渡来した粗陶器。無釉むゆう炻器せっき質で紫黒色のものが多く、茶入れ・水指みずさしなどに用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「南蛮焼」の意味・読み・例文・類語

なんばん‐やき【南蛮焼】

〘名〙 中国南部・シャム・安南などから渡来した粗陶器。多くは紫黒色で、壺・茶入・水指などに用いる。多く釉(うわぐすり)のかかっていない炻器質のものをいうが、釉を施したものもあり、作風一定ではない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android