南滝川屯田兵村(読み)みなみたきかわとんでんへいそん

日本歴史地名大系 「南滝川屯田兵村」の解説

南滝川屯田兵村
みなみたきかわとんでんへいそん

滝川市の中央部、滝の川たきのかわを中心とする地域にあった屯田兵制度による開拓村落。明治二二年(一八八九)士族を対象とした最後の屯田兵募集を行った兵村で、七県から応募があった。また同年奈良県十津川とつかわ村の洪水災害民が滝川屯田兵に志願、当兵村には五七戸が入地した。同年滝川兵村の建設に着手樺戸かばと集治監(現月形町)囚人および大倉組などにより兵屋が建てられた(滝川市史)。翌二三年七月に第五大隊第一中隊二二二戸が上川道路を中心に東西一丁目から三丁目にかけて入植した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android