南小足村(読み)みなみこあしむら

日本歴史地名大系 「南小足村」の解説

南小足村
みなみこあしむら

[現在地名]長浜市南小足町

七条しちじよう村の北にあり、西は南田附みなみたづけ村。日蓮宗妙法みようほう寺は元和三年(一六一七)以来小足村のうちで三〇石を与えられていた(寛文朱印留)。寛永石高帳に高五一七石余とあり、うち幕府領五〇六石余・妙法寺領一〇石余。元禄郷帳では高五〇三石余とあり、山上藩領・宮川藩領・旗本滝川領・妙法寺領であった。天明村高帳では山上藩領三一二石余・宮川藩領五一石余・滝川領一二八石余・妙法寺領一〇石余。「木間攫」によれば、当村と北小足村は一村すべて日蓮宗を信仰し、他の宗旨の者がいないため、小足法華とよばれたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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