精選版 日本国語大辞典 の解説
せんきん【千金】 の 裘(かわぎぬ・かわごろも)は一狐(いっこ)の腋(えき)にあらず
(「史記‐劉敬・叔孫通伝賛」の「語曰、千金之裘、非二一狐之腋一也、台榭之榱、非二一木之枝一也、三代之際、非二一士之智一也、信哉」から) 千金の価値のある皮衣は、一匹の狐の腋毛(わきげ)ではできない。国家を治めるにはすぐれた人材を多く集め、衆知をかりるべきであるということのたとえ。
※文明本節用集(室町中)「千金之裘(センキンノカワゴロモ)非二一狐(イッコ)之腋一大廈之材非二一丘之木一太平之功非二一人之略一〔文選〕」
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