千金の子は坐して堂に垂せず(読み)せんきんのこはざしてどうにすいせず

精選版 日本国語大辞典 の解説

せんきん【千金】 の 子(こ)=は坐(ざ)して堂(どう)に垂(すい)せず[=堂陲(どうすい)に坐(ざ)せず]

(「史記‐袁盎伝」の「臣聞、千金之子坐不堂、百金之子不衡、聖主不危而徼幸」から) 金持の子は、落ちてけがをすることをおそれて堂の端近くにすわらない。金持の子は、からだが大切なので軽率な行動をしない。
※文明本節用集(室町中)「千金子(センキンノコ)(ダウヨリクダサズ)百金子(はっきんのこ)(かうにのせず)〔史記〕」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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