千里の行も一歩より起こる(読み)せんりのこうもいっぽよりおこる

精選版 日本国語大辞典 の解説

せんり【千里】 の 行(こう)も=一歩(いっぽ)[=足下(そっか)]より=起(お)こる[=始(はじ)まる]

(「老子‐六四」の「九層之台起累土千里之行始於足下」による) 遠い旅路も足元の第一歩から始まる。転じて、遠大な計画仕事も始めは手近な所から始まる。千里の道も一歩より起こる。
曾我物語(南北朝頃)四「九層の台は、累土よりおこり、せんりのかうは一ほよりはじまる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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