千石町分(読み)せんごくまちぶん

日本歴史地名大系 「千石町分」の解説

千石町分
せんごくまちぶん

[現在地名]会津若松市東山町石山ひがしやままちいしやま・千石町・花春町はなはるまち宝町たからまち表町おもてまち門田町黒岩もんでんまちくろいわなど

東は天寧寺てんねいじ村、西は南町みなみまち分、南は小田おだ村、北は八角やすみ分に接する若松町分の一つで、東黒川ひがしくろかわに属する。若松城下の東から南へ細長くめぐり、若干の飛地もある。貞享二年(一六八五)の「会津郡東西黒川分覚書」には高一〇八石余とあり、また「一千石町分一乗寺之中ニ稲荷之宮有、方壱尺五寸四方三拾年以前令造立候、一同所年貢収納之屋舗拾四軒、或致商売致工職家業ニ御座候、住居年貢収納候外他ニ役義無御座候」とある。文化一五年(一八一八)の村日記では高一三〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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