千代町村(読み)ちよまちむら

日本歴史地名大系 「千代町村」の解説

千代町村
ちよまちむら

[現在地名]羽咋市千代町

四町しちよう村の南、飯山いのやま川の扇状地立地。東縁を同川が北流。中世邑智おうち庄の内。明応八年(一四九九)一二月二四日の畠山義元判物(気多神社文書)に「千代町鼻」とみえ、末景が作職をもつ気多社薬師院領の田一〇〇刈があった。享禄四年(一五三一)七月の一宮惣分目帳案(気多大宮司家文書)によると、地内に五〇〇文の年貢を負担する気多社領があった。この年貢負担者の三郎次郎は大永六年(一五二六)一〇月写の気多社年貢米銭納帳(気多神社文書)にも「千代町三郎次郎」とみえ、当地の有力百姓の一人であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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