十輪院内府記(読み)じゅうりんいんないふき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十輪院内府記」の意味・わかりやすい解説

十輪院内府記
じゅうりんいんないふき

『塵芥記』ともいう。室町時代,内大臣中院通秀の日記自筆部分を含めて,文明9 (1477) ~長享2 (88) 年の記事伝存するが,途中欠脱が多い。年中行事和歌,連歌会関係記事が中心であるが,家領 (加賀国額田荘ほか) 経営などに関する社会経済史的に重要な記述も含まれている。

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