十禅寺(読み)じゆうぜんじ

日本歴史地名大系 「十禅寺」の解説

十禅寺
じゆうぜんじ

[現在地名]山科区四ノ宮泉水町

諸羽もろは(柳山)南麓に位置。楊柳山と号する。本山修験宗。「拾遺都名所図会」には「楊柳山十禅寺山科郷四宮村にあり天台宗にして本尊ハ聖観音立像長二尺五寸聖徳太子の御作也勅封、旧此地ハ人康親王の御所也、山階宮と称す。人康親王ハ仁明天皇第四の皇子四品弾正尹、山科宮と号す、貞観元年五月入道し給ひ、同十四年薨ず、厥后御所を寺とし此親王を開祖とす。それより久しく荒廃におよびしを、天和年中に真慶法師中興して此に住せり此法師異相の道人にして牛に騎襤褸を著しながら参内せしといふ

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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