デジタル大辞泉
「十分一銀」の意味・読み・例文・類語
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じゅうぶいち‐ぎん ジフブイチ‥【十分一銀】
〘名〙 江戸時代、
婚姻の
仲人や就職の
斡旋、また借金などを世話した場合に、手数料として、扱った
金額の
十分の一を取ること。また、その金。じゅうぶいち。
※
浮世草子・
日本永代蔵(1688)一「
今時の仲人、頼もしづくにはあらず、其敷銀に応じて、たとへば五十貫目つけば五貫目取事といへり、此ごとく十分一銀
(じふフいちギン)出して、娌呼かたへ遣しけるは内証心もとなし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報