十三七(読み)じゅうさんななつ

精選版 日本国語大辞典 「十三七」の意味・読み・例文・類語

じゅうさん‐ななつ ジフサン‥【十三七】

〘名〙
① (「お月さまいくつ、十三七つ、まだ年ぁ若いな」のわらべうたから) 十三夜七つ時(午後五時前後)の出てまもない月のことで、まだ若い意。
※俳諧・崑山集(1651)一〇「九月十三夜深更に。お月さまやいくつ十三七つ時〈吉時〉」
② (「一三」と「七」の和が二〇になるところから) 二〇歳をいうしゃれ。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二「『わしゃハア、お月様のとしだよ』『ムム十三七ツではたちといふことか。でへぶおしゃれだの』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android