十一明神神社(読み)じゆういちみようじんじんじや

日本歴史地名大系 「十一明神神社」の解説

十一明神神社
じゆういちみようじんじんじや

[現在地名]三原町市十一ヶ所

市十一いちじゆういつしよ地区の南西端部にある。祭神は「延喜式」神名帳記載の淡路国津名つな・三原両郡内の小社一一座の祭神。旧村社。かつては総社十一大明神とも称した(常磐草)。平安中期以降に一宮の制が整えられ、国府近くには国内神社の神霊を集めた惣社(総社)が勧請された。当社の馬場(西の馬場)を南に進むと小字ガク(学が原)に至り、この道は古代の官道であったという説もある。淡路国府の位置と併せ考えて現在地が古来からの社地と考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android