北海道庁統計書(読み)ほつかいどうちようとうけいしよ

日本歴史地名大系 「北海道庁統計書」の解説

北海道庁統計書(道庁統計書)
ほつかいどうちようとうけいしよ

五五回・約一六〇冊 北海道庁 明治二一年―昭和一八年刊(稿本を含む)

解説 明治一九年北海道庁発足を機に、従来の三県統計書等をまとめて明治二一年「北海道庁第一回統計書」を刊行。同二九年、同書明治一九―二八年の一〇年分をまとめて「北海道庁統計綜覧」(一千二二二頁)刊行。これは網羅した統計二九項に訂正を加え、事務概況などを付録とし利用に便利。道庁統計書は、第一八回(同三九年統計分)から四巻編成(一土地・戸口・其他、二勧業、三―一学事、三―二警察・衛生・監獄、四累年表及び附録)となった(二一回からは第三巻学事、第四巻警察・衛生・監獄となる)。これは道庁統計書と同時期に作成された「北海道庁勧業年報」(明治一九年第一回刊行。第一一―一四回は「拓殖年報」と改題し、同三八年まで一九回刊行)と北海道庁学事年報及び衛生年報を併合したことによる。第二次世界大戦終結前後は、未刊行や欠号などがあり混乱しているが、第六七回(昭和三三年分、同三五年刊)以降、再編成して「北海道統計書」(名称は昭和二三年刊行の第五六回北海道統計書第四巻から)一冊となる。その他のものは、各専門分野の統計に引継がれたと思われる。北海道(庁)統計書は、他分野諸統計の総括的あるいは中心的資料として利用され、現在一一〇回(平成一五年三月刊)を数える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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