北曲輪町(読み)きたくるわちよう

日本歴史地名大系 「北曲輪町」の解説

北曲輪町
きたくるわちよう

[現在地名]前橋市大手町おおてまち二―三丁目・千代田町ちよだまち一―二丁目・本町ほんまち一丁目

旧城内の北側部分と武家居住区の柳原やなぎはら十人じゆうにん小路・島田しまだ曲輪を含んで、明治七年(一八七四)命名された町。南は曲輪町、東と北は神明しんめい町、西は利根川に接する。明治二一年の「郡市町村名称区域」によれば、畑一町四反余・宅地六町七反余・原野二町三反余・雑種地一町四反余で、家数一一八・人数五九九。前橋公園北側に東照宮があり、旧県社。「郡村誌」には「東照宮・菅原社合社 各村社」とあり、東西四八間、南北三四間、面積一千三九六坪、「東照宮ハ源家康、菅原社ハ菅原道真ヲ祭ル、祭日六月一日」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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