北新町一―五丁目(読み)きたしんまちいち―ごちようめ

日本歴史地名大系 「北新町一―五丁目」の解説

北新町一―五丁目
きたしんまちいち―ごちようめ

[現在地名]和歌山市北新一―五丁目

北新町川(真田堀川)東岸に沿う南北の片側町で、北を一丁目とし北新町川北端に架かる甫斎ほさい橋付近を五丁目とする。五丁目南側は北新町川が和歌川より取水する辺りで、この辺より上流鈴丸すずまる川ともいう。「紀藩街官司秘鑑」には「北新三丁目より五丁目迄之内ヲ竹屋町と唱」とある。一丁目の北端は嘉家作かけづくり町の千寿せんじゆ院に突当るが、西に折れれば本町ほんまち御門外の広小路ひろこうじに至る。二丁目と三丁目の間の教仙きようせん橋が北新町川対岸の元寺もとでら町との間に架かる。

一丁目にある浄福じようふく寺は現在天台宗系の単立寺院であるが、古くは大工だいく町にあった真宗道場で、慶長一七年(一六一二)寺号を称し、寛文六年(一六六六)天台宗に改め、同一一年当地に移ったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android