北之横町(読み)きたのよこちよう

日本歴史地名大系 「北之横町」の解説

北之横町
きたのよこちよう

[現在地名]水戸市大工だいく町二丁目・新荘しんそう一丁目・さかえ町一丁目

向井むかい町二町目の角を北に進み、新屋敷に通じる長さ一町一五間五尺の町。「水府地名考」の「北の横町」に「紙衣かみきぬ町」と併記し、その由来について「昔はかみぎん町と唱へし由其故ハ此所にハ旦過僧多く住し冬に至れハ紙衣かみこのミを着して寒気を凌く世人是によりて紙衣町と云ひしをなまりてかみぎん町とハ唱へしと此所の老人云へり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android