化生の者(読み)ケショウノモノ

デジタル大辞泉 「化生の者」の意味・読み・例文・類語

けしょう‐の‐もの〔ケシヤウ‐〕【化生の者】

ばけもの。へんげ。妖怪
「―なりとも、其数には洩れぬなるべし」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「化生の者」の意味・読み・例文・類語

けしょう【化生】 の 者(もの)

① ばけもの。へんげ。妖怪。
※今鏡(1170)二「鬼は化生の物なれば」
御伽草子・ささやき竹(室町末)「これは天ぐのすみかなれば、もしけしゃうのものにてもやありけん
② 美しく飾って男を迷わす女。こびて男を迷わす女。妖婦

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