化来(読み)けらい

精選版 日本国語大辞典 「化来」の意味・読み・例文・類語

け‐らい【化来】

〘名〙
① 仏が、衆生の機に応じてもとの姿を変えて現われること。
私聚百因縁集(1257)七「又、化来の女人有って、容㒵(ようみょう)端厳(たんこん)なる事、得て称す可からず」
② 超自然的なはからいによって出現すること。
※藤河の記(1473頃)「此山は奥州より金の化来せる由、因幡社の縁起に有とかや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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