勾当の内侍(読み)こうとうのないし

精選版 日本国語大辞典 「勾当の内侍」の意味・読み・例文・類語

こうとう【勾当】 の 内侍(ないし)

[一] 掌侍(ないしのじょう)四人のうち首位にある人。主として、天皇への奏請、また、勅旨伝達をつかさどる。
弁内侍(1278頃)寛元四年五月「このついでに勾当内侍琵琶をきかばや」
[二] 「太平記」中の人物後醍醐天皇に勾当の内侍として仕え、のち、天皇が新田義貞に賜わったという女性
※太平記(14C後)二〇「勾当(コウタウ)の内侍(ナイシ)をば此盃に付てとぞ仰出されける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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