勝て・優て(読み)すぐれて

精選版 日本国語大辞典 「勝て・優て」の意味・読み・例文・類語

すぐれ‐て【勝て・優て】

〘副〙 (動詞「すぐる(勝)」の連用形助詞「て」が付いてできたもの)
① 特別に。特に。きわだって。非常に。
書紀(720)神代下(兼方本訓)「吾(やつかれ)我王(おなきみ)を独り能く絶(スクレテ)(かほよし)と謂(おも)ひき
源氏(1001‐14頃)桐壺「いづれの御時にか、女御更衣あまたさぶらひ給ひけるなかに、いと、やむごとなき際(きは)にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり」
② 上手に。うまく。
※今鏡(1170)二「その中に、笛をすぐれて吹かせ給ひて、朝夕に御遊びあれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android