加持土砂(読み)かじどしゃ

精選版 日本国語大辞典 「加持土砂」の意味・読み・例文・類語

かじ‐どしゃ カヂ‥【加持土砂】

〘名〙 仏語光明真言土砂加持法による修法。清浄な土砂を浄器に入れて、光明真言を唱え、法に従って加持したもの。これを浸した水を病者に与えると病気が治り、また、遺体、墓などに散布すると、死者は一切の罪障を消滅して往生するという。
文明開化(1873‐74)〈加藤祐一〉初「真言の加持土砂(カヂドシャ)などもよい考へで」 〔不空羂索神変真言経‐二八

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