加家村(読み)かけむら

日本歴史地名大系 「加家村」の解説

加家村
かけむら

[現在地名]東海市荒尾あらお

伊勢湾に面し、西浦にしうら街道沿いに発達。北は名和なわ村に接する。村名はかけに由来し、一ノ掛・二ノ掛・三ノ掛という山があったという(尾張国地名考、雑志)。江戸時代には掛村とも書いた。「万葉集」巻一四の

<資料は省略されています>

の可家は、この辺りから横須賀よこすか村に至る一帯だという説が有力。幼少の家康をかくまった熱田の加藤図書が、慶長八年(一六〇三)家康から諸役免除の朱印状(熱田阡陌旧記)を得て、幕末まで全村給知であった。

加家村
かけむら

[現在地名]御津町朝臣あさとみ

揖保川下流右岸、山田やまだ村の南西に位置する。加ヶ家・家家とも書いた。江戸時代初期山田村の出屋敷として発生した。元禄郷帳に村名がみえ、「古ハ山田村」と注記があり、高二四二石余。天保郷帳では山田村に含まれた。「西讃府志」には加屋村とあり、高二九四石余、反別は二三町三反余、うち畑方四町三反・屋敷四反余、年貢米二一一石余、家数六五・人数二八二、牛八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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