割振(読み)わりふる

精選版 日本国語大辞典 「割振」の意味・読み・例文・類語

わり‐ふ・る【割振】

〘他ラ五(四)〙 分けて振り当てる。割り当てる。割りつける。
洒落本・船頭深話(1802)二「是を二階廻しと河岸番へ割振(ワリフッ)って」
※永日小品(1909)〈夏目漱石泥棒機密費は〈略〉。余りを各警察へ割(ワ)り振(フ)るのださうだ」

わり‐ふり【割振】

〘名〙 割り当てること。配分
※滑稽本・七偏人(1857‐63)三「出雲大社で、自己(おいら)とお白湯さんといふ割振(ワリフリ)縁結び台帳へ記してあるのを見て来たのだ」

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