前野沢村(読み)まえのさわむら

日本歴史地名大系 「前野沢村」の解説

前野沢村
まえのさわむら

[現在地名]鳥海村中直根なかひたね まえさわ

直根川中流にあり、東は中直根村、北は下直根しもひたね村と接する。

正保三年(一六四六)の出羽国油利郡之内知行高帳(秋田県庁蔵)に、前ノ沢村とあり、八四石四斗三升八合、うち畑は七斗四升六合で、「水損有 旱損有 雑木有 新田有リ」とある。元禄一五年(一七〇二)の出羽国由理郡仙北郡之内生駒玄蕃同主税知行高辻帳には米之沢村とあり、正保三年と同じ村高である。宝暦八年(一七五八)御領分覚書(山懐の村)に本田一五八石二升六合、新田三石五斗八升三合、家数一四軒、人数七八人とあり、小名主の下に組頭一人がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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