前資(読み)ぜんし

精選版 日本国語大辞典 「前資」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐し【前資】

〘名〙 (「ぜんじ」とも) 久しく禅寺にあって寺の住持を資助している人。また、寺の財政面をつかさどる副寺(ふうす)以下維那(いの)典座(てんぞ)など東序の職を三回つとめて退いた人をいう。
正法眼蔵(1231‐53)安居「このときより、安老、勤旧、前資、頤堂、単寮のともがら、浄頭等あゆみつらなれり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android