前兼久村(読み)めーがにくむら

日本歴史地名大系 「前兼久村」の解説

前兼久村
めーがにくむら

[現在地名]恩納前兼久まえがねく

恩納うんな間切の南西部に位置し、北から西は東シナ海に臨み、北東富着ふじち村、南西は仲泊なかどうまい村。絵図郷村帳・琉球国高究帳にも村名がみえない。「琉球国由来記」に恩納間切前兼久村とみえ、康熙五二年(一七一三)以前には成立していた。拝所は前兼久根神火神で、前兼久根神が祭祀を管轄していたが、祭祀にあたっては前兼久・谷茶・仲泊・富着の四ヵ村が供物を供し、共同で祭祀を担っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android