削回(読み)けずりまわし

精選版 日本国語大辞典 「削回」の意味・読み・例文・類語

けずり‐まわし けづりまはし【削回】

〘名〙
① あちこち少しずつ削って小刀細工をすること。転じて、こせこせと策を弄すること。また、その人。
※咄本・口拍子(1773)了簡違「いかにおらが煩ふて居ればとて、あのいしゃのけづりまはしと、かたすみで咡き上る」
② (頭髪を削りまわしているものの意) 僧、坊主をののしっていう語。
浄瑠璃・弁慶京土産(1696)二「はれ事事しや、やれそこなけづりまはしか、うぬめいつぞや鞍馬にて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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